2019年公示地価

2019年03月31日

 3月19日に国土交通省から公示地価が発表されました。公示地価は、公共事業用地の取得価格の算定基準になるほか、一般の土地取引の指標となります。1月1日時点の1㎡当たりの単価で、建物がない更地(さらち)状態の価格です。

 全国的には4年連続の上昇となりました。大分市で地価が最も高かったのは、末広町1-1-32にある8階建末広ビルで1㎡あたり61万5千円、坪単価は203万3057円です。新しく選ばれた場所なので昨年との比較はありません。昨年との比較で最も地価が上がったのは、中央町1-3-23三井住友信託銀行大分支店の土地で坪当たり181万8181円で5.57%の上昇となっています。ここは市内でも2番目に地価の高い場所です。3番目に地価が高かったのは、東大道1-4-22で大分駅南側にある明日香美容文化専門学校の土地で、坪単価121万3223円です。上昇率は4.86%でした。市内全調査地点の平均上昇率は1.45%ですので、大分駅周辺の上昇率が極めて高いのがよくわかります。住宅地では、金池南1-11-34パレスト大分駅前マンションの土地が104万7933円で最高値でした。上昇率は4.62%です。

 大分駅周辺の土地の取引相場は坪あたり160~170万円といわれ、3LDKマンションの販売価格は3500万円~4000万円になっています。このような高額マンションの購買層は、医者・経営者・共働き公務員や大企業の社員などに限られており、そろそろ地価上昇の天井が近づいているのかもしれません。

 

大分駅前