中心市街地の空き店舗について

2021年08月31日

  大分市の中心市街地に空き店舗が目立つようになりました。しかも建物の2階以上の空中店舗だけではなく、道路に面した利便性のよい1階の店舗もです。駅ビルのアミュプラザ大分ができる前は、アーケードがあるセントポルタ中央町商店街にも空き店舗が目立っていましたが、こちらは、アミュプラザからの人の流れを受ける飲食店やエステサロンなどが増えて、この2~3年で目立たなくなりました。

 一方、大分市随一の大通りである中央通りには空き店舗が目立ちます。アパレルやファストフードの店舗が撤退した後が埋まっていないようです。トキハ前のパチンコ店の跡がやっと埋まったようです。ウエルシアというイオン系のドラッグストアが9月1日にオープンします。

 スーパーやドラッグストアで買う生鮮品や日用品以外のもの(商品)はインターネットでの購入が主流となり、人々がわざわざ街に出かける理由がなくなり、飲食を筆頭に、理美容、スポーツ、学習、観劇、映画・音楽・美術鑑賞などのコト体験くらいしかわざわざ中心部に出かける必要がなくなったようです。

 車社会に移行してからは日本だけでなく世界中で中心市街地の空洞化が進んでいるようようです。都市再開発が叫ばれてだいぶ時間が経ちましたが、中心部の定住人口を増やさなければ、交流人口や回遊性を増しても大した変化は期待できないのではないかと思います。幸い、大分市の中心部は、分譲や賃貸の新築マンションの建設ラッシュが続いています。価格の高騰が気になりますが、定住人口の増加にはプラスだと思います。

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