2024年公示地価

2024年03月31日

 土地の売買取引時の目安金額となる公示地価(1月1日時点、㎡あたり)が発表されました。大分県全体では、平均価格は7年連続の上昇、伸び率は前年より1ポイント増えて1.9%でした。

 大分市の住宅地の最高価格は、昨年と同じく金池南1-11-34で362,000円/㎡(坪当たり1,197千円)で、上昇率は2%でした。次に価格が高かったのは、金池南1-14-32の160,000円、金池南2-11-2の155,000円でした。3か所ともJR大分駅南側に広がる住宅地です。伸び率がもっとも高かったのが、大分市東部の大在地区の汐見1-2-10で41,400円、15.6%の上昇でした。19年ぶりに大分市に新設される大在東小学校の校区内の地点です。伸び率の2番目は同じく大在地区の横田1-9-12で10.5%、次に高かったのが、10.3%の南鶴崎2-8-6で、JR鶴崎駅の周辺再開発で、国道197号線の拡幅工事が進んでいる地域です。商業地の最高価格は、6年連続でJR大分駅北側の府内中央口広場に面した末広町1-1-32で697,000円/㎡(坪当たり2,304千円)で3.7%の上昇でした。商業地でもっとも伸び率が高かったのは、都町2-5-24で180,000円、8.4%の上昇でした。ここは、コロナ禍で減った人流が戻り、下がった地価が回復傾向にあるようです。工業地は海原字新田1005-9が2.1%上昇した以外は横ばいでした。価格は19,400円/㎡です。

 都道府県別の地価変動率をみると、大分県は、住宅地2.1%(前年は1.4%)、商業地1.7%(同0.3%)の上昇でした。九州全体でみると、住宅地は福岡5.2%、熊本2.5%に次ぐ上昇です。商業地では、福岡6.7%、熊本3.1%、佐賀2.7%に次いで上昇しました。

 大分駅周辺ではマンションの建設が引き続き行われ、末広町の再開発工事も本格的に始まりました。また、金池町1丁目の駐車場跡地にAPAホテルの建設工事も始まり、新しい街が生まれつつあります。

 

末広町再開発工事240401

大分駅前2 240401

大分駅前3 240401