変貌する大分駅北口

2024年04月30日

 大分駅北口の「府内中央口広場」に面した土地で2件の起工式が行われました。

 3月6日に行われたのは、広場の東側に面した金池町で、大分交通が所有する土地(約680㎡)に、全国で貸会議室や研修事業を展開するティーケーピーが、「アパホテル大分駅前」(仮称)を2025年10月の開業を目指して建設します。最上階に温泉施設が設けられ、屋上には飲食施設も予定されています。客室数255は大分市内で最大規模ということです。

 4月18日に行われたのは、広場の西側に面した末広町一丁目で、駅に近いA街区(約2,930㎡)に27階建てのタワーマンション(217戸)と店舗・事務所などの商業施設、A街区の北側でセントポルタ中央町商店街に通ずるB街区(約840㎡)に14階建ての高齢者向け分譲マンション(72戸)が、2027年末の完成を目指して建設されます。

 ティーケーピーは、アパホテルを建設する土地の南隣にある旅行代理店JTBの土地と建物も購入したようで、いずれ解体してビルを建設する予定ということです。

 2015年4月にJR九州が、駅ビル・商業複合施設である「アミュプラザ大分」を開業して以来、大分市中心部の人流は大分駅の南北に集中しています。分譲だけでなく賃貸マンションも多数建設され、現在もまだ建設中、あるいは建設が予定されています。さらに、大分市が要町に所有する広大な土地、22街区と54街区の開発もこれからです。大分駅北口はさらなる変貌が予想されます。

末広町再開発工事240401

大分駅前2 240401

大分駅前3 240401