大分駅周辺の新築マンションについて
2025年01月31日
大分駅周辺の新築マンションについて
マンションや戸建て住宅の建築費が大幅に上がっています。建築資材はもちろん、人件費も上がっているため、今後も下がる見込みは薄いと言われています。食品業界で量を減らして価格を抑えたのと同じように、建築面積を減らして価格上昇を抑える「ステルス値上げ」も進行しているようです。
このような状況のもと、JR大分駅周辺では新築マンションの完成がピークを迎えています。春日町(220戸)、田室町(89戸)、末広町(188戸)、大手町(70戸)と、2025年中に引渡しが予定されている部屋数は合計で567戸になります。2026年には、要町(101戸)、金池町(63戸)が予定されており、2027年には金池町でさらに38戸の引渡しが予定されています。
部屋の間取りは、1LDKから4LDKまでありますが、面積は1LDKで34.73(要町)~53.8㎡(大手町)と開きがあります。大分駅に近いほど狭いようです。4LDKでは76.63(春日町)~150.8㎡(要町)となっています。地価の影響が面積に反映されると同時に、地価の高い駅周辺では、富裕層を狙った販売戦略も影響しているようです。2025年には、中心部以外の下郡で55戸、古国府で37戸の引渡しも予定されています。
販売金額は、1LDKで(53.8㎡)2980万円(大手町)~(43.29㎡)3190万円(末広町)と3000万円前後となっています。4LDKでは、(76.63㎡)3750万円(春日町)~(92.89㎡)5920万円(末広町)となっています。2026年引渡し予定の金池町(63戸)では、1LDK(45㎡)2800万円、4LDK(90㎡)11,800万円と発表されていますが、その他の2026年および2027年に引渡し予定の物件は販売価格が未定です。
既に計画が発表されている大規模な新築マンションの建設計画があります。末広町の再開発地区では、タワーマンションの建設が予定されており、大手町では、移転した病院跡地にJRが大規模なマンション建設を計画しています。大分駅の周辺では、分譲マンション以外にも賃貸マンションの建設も進んでいます。